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ごあいさつ

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理事長  渡辺 宏
理事長 渡辺 宏
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  平素から格別のお引立てを賜り心から感謝申し上げます。

 この一年を振り返りますと、コロナウイルス感染症は感染症法の分類も季節性インフルエンザと同じ5 類に移行されるなど、一定の落ち着きを見ることができた一方、能登地震を筆頭として、身体生命財産への損害を生ずる痛ましい災害は引き続き発生しており、弊センターの使命である「住生活・社会基盤整備」はますます重要度を増していると認識いたしております。弊センターとしてしっかりと貢献をしてまいりたいと思っております。

 また、経済社会のデジタル化の進展とともに生成AI の急速な普及は、経済活動の様式を根本からつくりかえるモーメンタムとなっており、弊センターにおきましても事業運営等において、それらの活用を通じてその一層の効率化を図り、お客様への付加価値向上を幅広く図ってまいります。特に、2024 年度から、時間外労働規制が建設業、物流業に適用されるなど、お客様のビジネスモデルも大きく変化する中で、お客様の潜在的ニーズに弊センターとしてもしっかりと対応してまいります。

 更に、経済社会において安全・安心そして快適性を求めるニーズも大きく変化していると認識しております。インフラ等の長期使用への対応や、昨夏に記録されたような猛暑への対応、グリーントランスフォーメーション、また、地震への新たな備え等新たなニーズの動きもあり、社会の要請にしっかりとお応えしてまいりたいと思います。

 加えて、賃金と物価がともに上昇する好循環を実現することが我が国経済全体として必要となってきている中、弊センターにおきましても、試験料金等について、第三者証明としてしっかりとした信頼性と公平性、その持続可能性を担保するために、昨年来一定の値上げをすることについて、お客様にご理解を賜ってまいりましたこと、改めて御礼を申し上げます。引き続きのご支援とご理解を何卒よろしくお願い申し上げます。

 2024 年度からは、中央試験所新防耐火試験棟建屋において、すべての試験炉の営業運転を開始いたします。皆様には、是非、ご活用を頂きたく、お願い申し上げます。

  今後の業界の持続的な発展成長に向けて、弊センターは役職員一同、精励してまいります。最後になりますが、能登地震で被災された皆様へのお見舞いを申し上げますとともに、 被災地のいちはやい復興を祈念申し上げます。どうぞ本年度も、皆様方のご指導、ご支援のほどを宜しくお願い申し上げます。

<経営姿勢>

  1. 法令・規制要求事項・倫理を遵守し、公平性と技術力によって信頼性を維持・向上します。
  2. 顧客及びその他の利害関係者のニーズ・期待の変化に柔軟に対応できる人づくり、仕組みづくりと経営基盤の安定化によって持続的発展を目指します。
  3. 標準化、試験・研究、調査・研究、審査・評価などの各事業の適切な運営とその連携によって総合力を発揮したサービスを提供します。