部位・部材の断熱・防露性能
建物の省エネルギー性能には、外皮の断熱性や日射遮へい性が大きく影響します。このため、壁や屋根、開口部等建物を構成する部位・部材の熱性能を把握することが重要です。また、建物の長寿命化の観点から、これらの部材・部位には熱変形性や耐久性、結露防止性なども求められます。
特徴
当センターでは、建築部位(主に建具や壁)の断熱性(熱貫流率)や結露防止性を測定するための試験室を所有し、依頼試験の他、調査研究事業にも運用してきました。
現在は、大型の製品(高さ2 mを超えるドアなど)の測定が可能な「大型断熱防露試験室」も導入しております。
主な試験の紹介
試験設備
規格基準紹介
建築用構成材の遮熱性試験方法(建材試験情報2011年8月号)
(435.66 KB)
実大外壁等の日射熱による熱変形性及び耐久性試験方法(建材試験情報2004年10月号)
(203.02 KB)
主な試験方法・試験項目
部位・部材の断熱・防露性能など
試験項目 | 試験対象・寸法 | 試験方法・規格 |
---|---|---|
建具・壁体の断熱性(熱貫流率) | 建築部材(壁等) 高さ2.8m×幅2.5m以内 又は2m×2m以内 |
JIS A 1420 建築用構成材の断熱性測定方法 |
サッシ、ドア等 高さ2.8m×幅2.5m以内 又は2m×2m以内 |
JIS A 4710 建具の断熱性試験方法 | |
壁体の遮熱性(日射侵入率) | 建築部材(壁、屋根等) 高さ2m以下、幅500mm以上 |
JSTM J 6112 建築用構成材の遮熱性試験方法 |
建築用構成材の熱変形性・耐久性 | 建築部材(壁、屋根等) 最大寸法 高さ3m、幅2.8m |
JSTM J 7001 実大外壁等の日射熱による熱変形性及び耐久性試験方法 |
建具の結露防止性 | 建具(サッシ、ドア等) 高さ2.8m×幅2.5m以内 又は2m×2m以内 |
JIS A 1514 建具の結露防止性能試験方法 |
報告書例
報告書例(熱貫流率_A4710).pdf
(275.84 KB)
よくある質問
試験体はどのように搬入すればよいですか?
運送会社などを利用し送付いただくか、直接お持ち込みください。
搬入日時・方法など詳細については、事前に試験担当者へご相談ください。
試験体は処分してもらえますか?
処分の可否については、事前に試験担当者までご確認ください。
なお、当センターで処分できる試験体もありますが、別途、試験体の重さや大きさに応じた試験体処分料がかかりますので、予めご了承ください。
試験中の撮影はできますか?
原則、撮影は可能です。
ただし、撮影ができない場所もありますので、撮影の可否については、試験担当者までご確認ください。
お見積り・お申し込み
関連する試験
お問い合わせ
中央試験所・環境グループ
電話でのお問い合わせ
FAXでのお問い合わせ
048-931-9137