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モルタル

概要

モルタルはJIS A 0203(コンクリート用語)によると以下のように定義されています。

モルタル:セメント、水、細骨材及び必要に応じて加える混和材料を構成材料とし、これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの、又は硬化させたもの
グラウト:空隙、目地、ひび割れなどの細かい隙間を充塡するために、注入用材料として用いるセメントペースト又はモルタル

モルタルやグラウトは、主に建築工事(学校,住宅,ビル,病院,倉庫など)や土木工事(下水道,管渠,橋梁,トンネル,駅,滑走路,高速道路IC・JCTなど)に使用されています。

特徴

モルタルは、各現場で使用されるモルタルの種類や適用される仕様書により、要求される圧縮強度(例:材齢28日で〇〇N/mm2以上)が異なります。また、材齢についても28日だけではなく、早期強度が求められるもの(例:材齢1時間、1日など)もあり、モルタルに要求される圧縮強度は幅広いのが特徴です。

主な試験の紹介

規格名称(JIS等)や関連規格、仕様書等について

JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)
JIS R 5201(セメントの物理試験方法)
JSCE-G 521(プレパックドコンクリートの注入モルタルの圧縮強度試験方法)

モルタルの圧縮強度試験

圧縮強度試験機の荷重容量は、1kNから500kN まで対応可能です。また、供試体の寸法は直径10cm×高さ20cmまで対象としております。写真は、破壊後の供試体と試験結果、3体目の最大荷重の置き針を含めて試験後に撮影しています。4×4×16cmの供試体で曲げ・圧縮を行う場合は、曲げ強度試験終了時及び圧縮強度試験終了時の2枚撮影しています。

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圧縮強度試験(φ5×10cm)
圧縮強度試験(φ5×10cm)
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曲げ強度試験(4×4×16cm)
曲げ強度試験(4×4×16cm)
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圧縮強度試験(4×4×16cm)
圧縮強度試験(4×4×16cm)

主な試験方法

モルタルの圧縮強度試験

試験方法・規格 試験項目
JIS A 1107 コンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1171 ポリマーセメントモルタルの試験方法
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JSCE-G 521 プレパックドコンクリートの注入モルタルの圧縮強度試験方法
JSCE-G 531 PCグラウトの圧縮強度試験方法

お申し込みから試験実施までのフロー

  1. お問い合わせ

    ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

  2. 事前打ち合わせ・お見積りの提示

    試験料金は料金表をご参照下さい。お見積りが必要な場合は各試験室より発行します。

  3. 試験のお申し込み

    工事用材料試験業務約款にご同意の上、申込書に必要事項をご記入後、申込書と供試体(試料)をお送りください。

  4. 請求書の発行

    試験実施月の月末にまとめて請求書を発行します(翌月初旬発送)ので、原則60日以内にお支払い下さい。新規お取引又は直近3年間でお取引がない場合は前入金となります。

  5. 試験の実施

    試験を実施します。
    試験立ち会いが 必要な場合は申込時に希望日時をお伝え下さい。

  6. 試験結果報告

    試験終了後、報告書を作成し送付します。

報告書例

よくある質問

セメントミルクおよびグラウト材の強度試験は、供試体の端面をキャッピングまたは研磨しない(平滑でない)状態でも実施できますか?

供試体の端面が平滑でない場合、試験を実施していません。

強度が本来の性能よりも大幅に低い値に測定される場合があることが理由として挙げられます。恐れ入りますが、供試体の端面は、キャッピングまたは研磨し、規定の平面度に仕上げていただけますようお願いいたします。なお、供試体のキャッピング・研磨は、別途費用が発生しますが、当センターで行うことも可能です。
料金表はこちらからご確認いただけます。

モルタルの圧縮強度試験を依頼したいのですが、申し込み方法が分かりません。

圧縮強度試験のみであれば、工事材料試験所5試験室で対応しておりますので、最寄りの試験室へお申し込みください。

具体的な申し込み方法は、「お申し込みから試験実施までのフロー」をご確認ください。
初めての依頼または3年以上お取引が空いてからの依頼、依頼書や供試体の搬入が間に合わない等、特別な事情がある場合のみ最寄りの試験室へ予めご連絡ください。

よくある質問をすべて見る →

お見積り・お申し込み

お申込みは、こちらのフォームからお願いいたします。

お申し込み

関連資料

建材試験センターYouTubeより
【30秒でわかる!】モルタル・グラウトの圧縮強度試験

お問い合わせ

お問い合わせフォーム

試験所へのアクセス

武蔵府中試験室

〒183-0035 東京都府中市四谷6-31-10

TEL:042-351-7117
FAX:042-351-7118

アクセス

  • 京王線中河原駅よりバスで約15分
    (ちゅうバスをご利用の場合)四谷六丁目ルート・四谷六丁目で下車し徒歩2分
    (京王バスをご利用の場合)都営泉2丁目行きバス四谷泉で下車し徒歩1分

武蔵府中試験室について詳しく見る →

浦和試験室

〒338-0822 埼玉県さいたま市桜区中島2-12-8

TEL:048-858-2790
FAX:048-858-2838

アクセス

  • JR埼京線南与野駅(西口)より徒歩15分

浦和試験室について詳しく見る →

横浜試験室

〒223-0058 神奈川県横浜市港北区新吉田東8-31-8

TEL:045-547-2516
FAX:045-547-2293

アクセス

  • 横浜市営地下鉄新羽駅(出口1または出口2)より徒歩15分
  • 東急東横線綱島駅より新横浜駅行き、新羽駅行き、新羽営業所行きバス約15分、貝塚中町で下車し徒歩約2分。

横浜試験室について詳しく見る →

船橋試験室

〒273-0047 千葉県船橋市藤原3-18-26

TEL:047-439-6236
FAX:047-439-9266

アクセス

  • JR武蔵野線船橋法典駅より桐畑・市川営業所行き、桐畑・中沢経由ファイターズタウン鎌ヶ谷行きバス約10分、藤原5丁目で下車し徒歩約3分。

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福岡試験室

〒811-2115 福岡県糟屋郡須恵町大字佐谷926番地

TEL:092-934-4222
FAX:092-934-4230

アクセス

【九州自動車道利用】
  • 須恵スマートICから県道91号線を東に向かい約10分
  • 大宰府ICから国道3号線を空港方面に向かい、御笠川交差点を右折し県道60号線を直進約15分
【福岡空港から】
  • ユニバ通りを経由して、県道91号線を東に向かい約30分

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