コンクリート用骨材
骨材とは、「モルタル又はコンクリートをつくるために、セメント及び水と練り混ぜる砂、砂利、砕砂、砕石、スラグ骨材、その他これらに類似の材料」です。
特徴
骨材に求められる物理的性質や耐久性、化学的な反応性について測定を行います。
- 粒度と形状 適切な粒度と粒形はコンクリートの作製時の流動性に大きく影響を及ぼします。(JIS A 1102, JIS A 1103,JIS A 5005の6.6)
- 耐久性と強度 環境外力に対して十分な抵抗性を有することが必要です。(JIS A 1121, JIS A 1122)
- 反応性の有無 アルカリシリカ反応の可能性を判定します。(JIS A 1145, JIS A 1146, JIS A 1804)
- 不純物の排除 骨材中の有機不純物の存在は、コンクリート作製時の硬化不良に起因します。(JIS A 1105)
主な試験の紹介
別表のJISの試験方法
別表1_コンクリート用骨材の料金[2019.8~]必要量有.pdf
その他、JSCE、JHS等の団体規格に沿った試験も実施しています。
骨材の密度・吸水率試験
骨材は粒状体ですので、定形容器に入れて体積と質量を測ることはできません。その為、骨材の容積は水の容積に置き換えることにより密度の測定を行います。粗骨材の場合と細骨材の場合では方法が異なります。
主な試験方法・試験項目
試験対象 | 試験項目及び試験規格 |
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JIS A 5308(レディーミクストコンクリート) 附属書JA レディーミクストコンクリート用骨材 |
JIS A 1102 ふるい分け JIS A 1103 微粒分量 JIS A 1109・JIS A 1110 密度・吸水率 JIS A 1104 単位容積質量及び実績率 JIS A 1105 有機不純物 JIS A 1121 すりへり減量 JIS A 1122 安定性 JIS A 1137 粘土塊量 JIS A 5308 附属書JA.10 p) 塩化物量 BS 812 part110 破砕値 JIS A 5005の6.6 粒形判定実積率 JIS A 1145 アルカリシリカ反応性試験(化学法) JIS A 1146 アルカリシリカ反応性試験(モルタルバー法) JIS A 1804 アルカリシリカ反応性試験(迅速法) |
JIS A 5005(コンクリート用砕石及び砕砂) |
お申し込みから試験実施までのフロー
- お問い合わせ
ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
- 事前打ち合わせ・お見積りの提示
試験可否のお問合せ、ご相談、見積依頼などを承ります。
- 試験のお申し込み
品質性能試験業務約款 にご同意の上、申込書に必要事項をご記入後、申込書と試料(試験体)をお送りください。
- 請求書の発行
試験料金が確定次第、請求書を送付致します。原則として、請求書発行日から60日以内にご入金をお願い致します。
- 試験の実施
試験を実施します。
- 試験結果報告
試験終了後、報告書を作成し送付します。
報告書例
報告書事例(コンクリート骨材)
(133.08 KB)
よくある質問
試験に必要な試料の質量を教えてください
別表1をご参考下さい。
試験項目の組合わせにより必要量は変わりますので、お問い合わせください。
RC40やRM40の路盤材の試験はやっていますか?
工事材料試験所(浦和試験室)または西日本試験所で行っております。
特別な試験条件で試験実施を希望される場合はご相談下さい。
お見積り・お申し込み
お申込みは、こちらのフォームからお願いいたします。
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