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路床材

概要

一般的なアスファルト舗装の構成は、図に示すとおり、表層・基層・路盤が路床上に構築されております。通常、我々が通行するところが表層、その下が基層で共に加熱アスファルト混合物が用いられております。次に路盤は上層路盤と下層路盤からなり、主に粒度調整砕石、クラッシャラン(以、路盤材)が用いられております。最後に路床は、路盤の下から約1mの原地盤または盛土を指します。路床土の評価には、CBR試験を実施し、区間のCBRから設計CBRを求めます。

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路床材

特徴

路床は、舗装と一体となり交通荷重を支持し、また路体に対しても、交通荷重を一定に分散するなど重要な役割を果たしております。この路床土の設計CBRは、路盤や基層、表層の設計をするための重要な指標となります。また、路床土のCBRが3未満と小さい(支持力が小さい=軟弱路床)な場合は、セメントやセメント系固化材、石灰により安定処理を行います。

主な試験の紹介

規格名称(JIS等)や関連規格、仕様書等について

公益社団法人日本道路協会:舗装調査・試験法便覧〔第4分冊〕F031L安定処理土のCBR試験方法

日本産業規格:JIS A 1210(CBR試験方法)

国土交通省、各都道府県の土木材料仕様書

公益社団法人日本道路協会:舗装設計便覧

公益社団法人日本道路協会:舗装設計施工指針

路床土のCBR試験

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突固め試験機
突固め試験機
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供試体の吸水膨張試験状況
供試体の吸水膨張試験状況
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貫入試験状況
貫入試験状況

37.5㎜以上の礫を取り除き、試料をモールドに詰め、突固め試験機を用いて規定される回数と層数で突き固めて供試体を作製し、4日間の吸水膨張試験を経て貫入試験状況を実施し、CBRを求めます。また、セメントやセメント系固化材、石灰により安定処理をした土は、安定材の種類や添加した材令により、養生方法や日数が異なります。

主な試験方法

路床土のCBR試験

試験方法・規格 試験項目
JIS A 1210(CBR試験方法) CBR
F031Ⓛ安定処理土のCBR試験方法

お申込みから試験実施までのフロー

  1. お問い合わせ

    ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

  2. 事前打ち合わせ・お見積りの提示

    試験料金は料金表をご参照下さい。お見積りが必要な場合は各試験室より発行します。

  3. 試験のお申し込み

    工事用材料試験業務約款にご同意の上、申込書に必要事項をご記入後、申込書と供試体(試料)をお送りください。

  4. 請求書の発行

    試験実施月の月末にまとめて請求書を発行します(翌月初旬発送)ので、原則60日以内にお支払い下さい。新規お取引又は直近3年間でお取引がない場合は前入金となります。

  5. 試験の実施

    試験を実施します。
    試験立ち会いが 必要な場合は申込時に希望日時をお伝え下さい。

  6. 試験結果報告

    試験終了後、報告書を作成し送付します。

関連資料

建材試験センターYouTubeより
CBR試験
水浸膨張試験

よくある質問

試料は何kg準備する必要がありますか。

1件につき、3個供試体を作製します。

大きな礫等を含まない、庭や畑などで見かけるような一般的な土であれば40kg(土のう袋2体程度)あれば十分です。ただし、礫が多い場合や、37.5㎜以上の礫が多数ある場合は、礫の含まれる割合により必要量は異なりますので、ご依頼の前にご相談ください。

試料を持ち込む際の注意点はありますか。

試料に含まれる水分量が変化すると試験結果に影響します。

従って、試料は自然含水比とし、含水比が変化しないよう厚手のビニール袋に直接入れるか、試料を入れた土のう袋を再度ビニール袋に入れ、密閉してください。また、必要に応じて採取測点や深度を記載することも可能です。ご依頼の際、依頼書に記載してください。

試料はどのように持ち込めばよろしいでしょうか。

試料は持ち運びやすく、かつ含水比が変化しないようビニール袋に入れて密閉し搬入してください。

安定処理材の配合設計はできますか。

申し訳ございません。配合設計は実施しておりません。

立会い試験は可能ですか。

供試体作製後、所定の期間養生や水浸膨張試験を経て貫入試験を実施します。

どの場面での立会いを希望されるかにより、立会い日時を調整します。事前にご相談ください。

よくある質問をすべて見る →

お見積り・お申し込み

お申込みは、こちらのフォームからお願いいたします。

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浦和試験室

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FAXでのお問い合わせ
048-858-2838

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0836-72-1960

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