メインコンテンツに移動

プラスチック材料

プラスチック材料は建築用フィルムや床材、断熱材等様々な用途のものがあり、省エネや防犯性、断熱など様々な役割で使用されています。

特徴

様々な用途で用いられるため、要求される性能も様々です。

それぞれの材料で要求性能は異なりますが、床材などは生活に直結するため、柔軟性、滑りにくさ、汚れにくさ、温度による変形のしにくさなど、様々な性能が要求されます。

主な試験の紹介

日本産業規格

  • JIS A 5759(建築窓ガラス用フィルム)
  • JIS A 5705(ビニル系床材)
  • JIS A 9511(発泡プラスチック保温材)
  • JIS A 9521(建築用断熱材)
  • その他

建築窓ガラス用フィルムの性能試験

ガラスに貼ったフィルムを引張試験機を用いて引きはがし、粘着力を求めます。耐候処理前後に性能を確認することで、一定期間使用した後でも粘着力が極端に低下することがないか評価をすることが可能です。

image
粘着力試験
粘着力試験
image
引張強さ試験
引張強さ試験

床材の滑り性試験(滑り抵抗係数CSR)

床材表面に滑り片を載せ、荷重をかけながら斜め上に引張り、滑り片が動き出したときの最大荷重を測定します。人が歩き出すときの足の動きを再現するため、このような動作を発生させる装置が使用されます。

image
床材の滑り性試験装置
床材の滑り性試験装置
image
滑り片
滑り片

断熱材の燃焼試験

断熱材の端部に着火し、燃焼時間や燃焼距離を測定します。断熱材の種類によって試験方法が異なり、建材試験センターではJIS A 9511及びJIS A 9521に規定する試験方法Aと試験方法Bの実施が可能です。 

image
燃焼性試験【A法】
試験方法A
image
燃焼性試験【B法】
試験方法B

主な試験方法JISと試験対象

建築窓ガラス用フィルムの試験

試験方法・規格 試験対象 試験項目
JIS A 5759(建築窓ガラス用フィルム)
  • 日射調整フィルム
    低放射フィルム
  • 衝撃破壊対応ガラスガラス
    飛散防止フィルム
  • 層間変位破壊対応ガラス
    飛散防止フィルム
  • ガラス貫通防止フィルム
可視光線透過率(環境グループ)
遮蔽係数(環境グループ)
熱貫流率(環境グループ)
紫外線透過率(環境グループ)
引張強さ
伸び
粘着力
耐候性
衝撃破壊対応ガラスガラス飛散防止性能(構造グループ)
層間変位破壊対応ガラス飛散防止性能(構造グループ)
ガラス貫通防止性能(構造グループ)

床材の試験

試験方法・規格 試験対象 試験項目
JIS A 1454(高分子系張り床材試験方法) 単層ビニル床タイル
複層ビニル床タイル
単層ビニル床シート
複層ビニル床シート
へこみ試験
加熱による長さ及び
幅変化試験
滑り性試験
耐摩耗性試験
他多数

断熱材の試験

試験方法・規格 試験対象 試験項目
JIS A 9511(発泡プラスチック保温材)
JIS A 9521(建築用断熱材)
ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材
押出法ポリスチレンフォーム保温材
硬質ウレタンフォーム保温材
ポリスチレンフォーム保温材
密度
熱伝導率(環境グループ)
透湿係数(環境グループ)
圧縮強さ
曲げ強さ
引張強さ
厚さ収縮率(環境グループ)
燃焼性
吸水量
JIS A 9526(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム) 吹付け硬質ウレタンフォーム
原液粘度
密度
熱伝導率(環境グループ)
透湿率(環境グループ)
圧縮強さ
接着強さ
燃焼性

お申し込みから試験実施までのフロー

  1. お問い合わせ

    ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

  2. 事前打ち合わせ・お見積りの提示

    試験可否のお問合せ、ご相談、見積依頼などを承ります。

  3. 試験のお申し込み

    品質性能試験業務約款 にご同意の上、申込書に必要事項をご記入後、申込書と試料(試験体)をお送りください。

  4. 請求書の発行

    試験料金が確定次第、請求書を送付致します。原則として、請求書発行日から60日以内にご入金をお願い致します。

  5. 試験の実施

    試験を実施します。

  6. 試験結果報告

    試験終了後、報告書を作成し送付します。

報告書例

よくある質問

建築窓ガラス用フィルムの試験体は作製していただけますか。

試験体の作製は行っておりません。ご依頼主様にご用意いただいております。

滑り試験(CSR)をお願いするときに指定する必要がある条件等を教えてください。

滑り片の種類(A72~80のゴム片、A29~35のゴム片など)、表面状態(清掃・乾燥、水+ダスト散布状態など)、方向(長手方向、幅方向など)をご指定下さい。

滑り試験(CSR)に必要な試験体の大きさを教えてください。

200mm×300mmです。

条件ごとに1枚必要です。

よくある質問をすべて見る →

お見積り・お申し込み

お申込みは、こちらのフォームからお願いいたします。

お申し込み

関連する試験

お問い合わせ

お問い合わせフォーム