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防火ダンパーの漏煙試験及びヒューズの作動・不作動試験装置

防火区画を貫通する風道に設ける防火ダンパーの漏煙試験と温度ヒュ一ズの作動・不作動試験は、いずれも国土交通省の告示に従って行う試験です。過去、ホテルニュージャパンの火災では、防火扉が作動しなかったため被害が拡大したという事例もあります。これらの試験は、その試験結果によってそのまま人命に関わるものといえますから、厳しい精度が要求されます。試験に際しては、熟練した職員が細心の注意とともに測定を行っています。

また、換気口や換気ガラリなどに取付けられる防火ダンパーについても同様な試験を行っています。

漏煙試験装置

建築物に設ける防火ダンパーの漏煙試験及び換気口等の通気量・圧力損失を測定する装置です。

主要構

風量測定部(内径φ50mm及びφ130mm)
送風機(MAX2000m3/h)
回転制御装置
風速計(0~50m/s)
圧力測定器(0~200pa)
データ記録装置
圧力箱

関連規格等

JIS A 1314
建設省告示第2565号等

漏煙試験装置の構成図

温度ヒューズ作動・不作動試験
装置

建築物に設ける防火ダンパーに使用する温度ヒューズ連動閉鎖装置の作動・不作動試験を行う装置です。

主要構造

バイパスダクト
加熱器(MAX150℃)
送風機
風速調整器
風速計
温度測定器
恒温装置
温度記録装置

関連規格等

JIS A 1314
建設省告示第2563号

温度ヒューズ作動・不作動試験装置の構成図