床衝撃音実大試験室
実大試験室の概要
試験室の構造
試験室は、2層分の壁式鉄筋コンクリート造です。
音源室と受音室の間の標準コンクリート床(試験体を施工するコンクリートスラブ)は、スラブ厚が150mmと200mmの2種類です。
床スラブの寸法
床スラブの平面内法寸法は、音源室、受音室ともに5m×4m、床面積が20m2です。
受音室の容積
受音室の容積は、スラブ厚150mmの試験室では61m3、スラブ厚200mmの試験室では60m3です。
音源室及び受音室の形状
音源室及び受音室は、同一平面形状・寸法です。上面から透視して室隅がすべて同一になっています。
試験体の施工部分
試験体の施工部分は、3.6m×2.8m(=10.08m2)です。
試験体の納まりについては、外壁側の2辺に際根太や巾木施工のための側板を設置し、隣室を想定した2辺には敷居を想定した框材を設置しております。
框材は、断面が100mm×300mmの集成材を用いており、最大床高300mmの試験体が施工可能です。なお、框材は、約400mmのピッチでコンクリートスラブに埋め込まれたアンカーで固定しております。
主な試験
この試験室では、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示制度に係る特別評価方法認定(特認)用のための試験(測定)を実施しています。建材試験センターは登録試験機関として、同試験室で取得したデータに基づき特認取得のために必要となる審査(詳しくはこちらをご参照ください)。を実施しております。