防火設備の性能評価における試験体の有効活用(改良によるリトライ)について
- 性能評価
防火設備の性能評価では、2体の同仕様の試験体で試験を行い両方の試験が合格した場合に評価を進められます。1体目の試験が不合格の場合は2体目の試験体を性能評価用の試験に供することができませんでした。このたび、申請者の皆様からの要望を踏まえ、一定の条件を満たす場合には、1体目の試験が不合格となった場合、2体目の試験体を改良することで新たな性能評価用の試験体として活用できる仕組み(改良によるリトライ)をスタートすることとしましたので、お知らせします。
実施方法の概要
- 1体目の性能評価試験が不合格になった場合で、2体目の試験体を改良して性能評価試験を行いたい場合は、新規の性能評価及び試験体製作管理を申請していただきます。併せて試験体の改良内容を書面にてご説明いただきます。
- 当センターでは、速やかに改良内容を確認した後に申請受付手続きを行います。
- 改良作業は、申請受付後に当センター試験所内にて着手いただきます。なお、改良作業の時間は原則として1時間以内にて実施いただきます。また、改良作業には、当センター職員が立ち会い、作業内容や改良される部品等の確認を行います。確認作業は試験体製作時の立会確認と同様の手順で行います。
- 改良した試験体が性能評価試験に合格した場合には、後日同一仕様の2体目の試験体製作及び管理を行います。なお、試験前の解体確認が必要な試験体は、2体搬入いただき1体を解体確認します。
手続きについて
本制度の適用をご希望される場合は、予め当センター性能評価本部までご相談下さい。
担当
性能評価本部 性能評定課 柴澤
TEL03-3527-2135 FAX03-3527-2136