コンクリート用収縮低減剤に関するJIS制定について(JIS A6211)
- 品質性能試験
2020年10月20日に、「コンクリート用収縮低減剤」に関するJISが公示されました。
建材試験センターでは、以下の規格に基づいて、コンクリート用収縮低減剤に関する試験業務を実施しています。
- JIS A 6211(コンクリート用収縮低減剤)
コンクリート用収縮低減剤とは
「コンクリート用収縮低減剤」は、コンクリートの練り混ぜ時に使用することで、固まった後の収縮によるひび割れを抑制し、
コンクリートの耐久性向上が期待できます。
昨今では、コンクリート用の天然骨材が枯渇しつつあることで、良質な骨材を安定して確保することが難しく、
その結果、単位水量が増加し、コンクリートにひび割れが発生しやすくなってしまいます。
コンクリートのひび割れは、構造物の耐久性を劣化させる要因となってしまいますので、私たちの社会基盤を守ることに貢献すると考えられます。
JIS制定(標準化活動)とは
製品等の仕様、品質、試験方法などを統一し、利便性の向上や安全性・互換性を確保することを標準化といいます。
JISが制定されることで、国内の市場の活性化や消費者の安全等に貢献することが期待されます。
当センターでも、標準化の一環としてJIS原案などの作成業務及び維持管理業務を実施しております。
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コンクリート用収縮低減剤に関する試験をお考えの方は、当センターへご相談ください。
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※JIS本文については、日本産業標準調査会(JISC)のHP(http://www.jisc.go.jp/)から、「A6211」でJIS検索すると閲覧できます。