回答編
Q48 性能評価終了後に商品名が変更になった場合、商品名を変更する必要があるのでしょうか?
H12.6.1改正施行前の建築基準法の下での大臣指定ないしは大臣認定は、商品毎の指定もしくは認定であったので商品名の変更という手続きがありました。しかし、新法の下では、大臣は構造方法等を認定するだけであるとの方針が明確に示されました。これを受けて、大臣認定書からは、商品名が一切記載されないこととなりました。考えようによっては、全く同じ構造方法であれば、誰でも使うことができることになりました。但し、実際に建築確認を受ける際には、大臣認定書の写しを添付する必要がありますので、大臣認定を取得していないものが、その構造方法を使って建築確認をおこなうのは非常に困難です。
このような方針の変更を受けて、当建材試験センターに限らず、どこの性能評価機関においても性能評価書の表紙以外の部分では商品名の記述をしておりません。従って、性能評価終了後に商品名が変更になったとしても、評価内容及び認定内容に変更が生じるわけではないので、何ら手続きをとる必要はありません。
改正建築基準法の施行(平成18年10月1日)に伴うアスベスト対策に関する性能評価の実施について
平成18年10月1日より改正建築基準法が施行され、建築物のアスベスト対策の規制が開始されました。これに伴い、当センターでは以下の性能評価を実施しております。
その他
概要
モルタル
モルタルはセメント、骨材(砂)および水を練り混ぜたものです。市販されている既調合モルタルの多くは、混和用ポリマーが混入されており、施工性・付着性・耐薬品性・防水性および収縮などを向上させたものが多く、使用目的に合わせた調合がされています。仕上げ材や目地材などの左官材料に用いられるほか、タイル張り接着、防水、構造物の断面修復、などにも用いられています。
タイル
タイルは外装用、内装用、床用など多用途で使われている材料です。外装用では、モルタルや接着剤などでモルタル下地などを介してコンクリート躯体や外壁パネルに接着されます。タイルは構造物の外観を美しくするほか、躯体を覆うことで構造物の耐久性を保持します。タイルの種類には、セラミックタイル(磁器質・せっ器質)や瓦タイル、ガラス製、金属製などがありますが、タイルというと、セラミックタイルが代表的です。
あと施工アンカー
あと施工アンカーとは、既存のコンクリート構造物に設備機器などを取り付けえる際や既存構造物を耐震補強する際の緊結材として用いられています。 使用範囲および適用範囲は多種多様であり、一律に定まった使い方はされていません。 あと施工アンカーは大きく二つの種類があり、「金属系アンカー」と「接着系アンカー」があります。金属系アンカーは既存のコンクリートをドリルで穿孔したのちにアンカーを定着させるもので、先端部に拡張部を有するアンカーを穿孔穴に打ち込むことで、先端部の拡張作用により機械的に定着させます。接着系アンカーは、穿孔穴に樹脂系の接着剤を充填し、充填剤の化学反応により硬化させて定着させるものです。
防火設備性能評価項目
当センターの防火設備に関する性能評価の項目の一覧です。
JTCCM(accredited certification body) conducts a series of tests to verify compliance of products with JIS and audits the quality management system of factory at which the products are manufactured.
In Japan, under the Building Standard Law, buildings, building parts and materials, etc. shall conform to the technical requirements stipulated in the Law and Ordinances.
Under this program, corporate management systems are audited to determine whether they are organized and managed in accordance with ISO and other international standards, and are certified if approved.
JTCCM provides testing services for the steel and concrete used in reinforced concrete structures at the Construction Materials Test Laboratory.